金属探知機を使う

2022年09月04日

いよいよ、金属探知機を戸外で実際に使用してみます。

場所は、実家の近所にある小さな神社の境内の森です。

今回、金属探知機でお宝探しを行うに当たり、自分の中で三つのルールを定めました。

すなわち「古銭が見つかったら大切に持ち帰る」「現金が見つかったら神社の賽銭箱に入れる」「(まず、ありえませんが)小判や大金が見つかったら警察に届ける」です。

さて、ルールはまったくの無用でした。

小一時間の探索作業で、見つかったのはゴミやガラクタばかり。

最初にコインらしきものが出てきたときは、幸先いいなと思ったのですが、何かのビンの蓋のようです。

鉄パイプの部品ようなものと、クレーンのフックのようなものは、作業で使ってそのまま忘れられたのでしょう。

かなりの深さまで掘って、途中で諦めたものもあります。

ちなみに拝殿前で金属探知機を動かしたときには、幾度も高い音がしたのですが、さすがに整地して砂利を敷いてある地面にスコップを突き刺すことは憚られました。

収穫はありませんでしたが、子供時代に戻ったようで楽しいです。

今回気付いたことがあります。

何が出てくるかワクワクしながら地面を掘るのは愉快ですが、埋め戻すのは面倒臭い。

それでも原状回復は埋蔵金探しのマナーとして徹底しなければなりません。

ガラクタ
 この日掘り出したガラクタ

(17:00)

2022年09月03日

金属探知機で本当に金属を探すことができるのか試してみました。

場所はわが家の2階のベランダです。

すぐ真横を電線が走っているので、金属探知機を試用するのに適した場所とはいえませんが、子供が遊んでいる近くの公園で試すのはさすがに抵抗があります。

感度とボリュームは初期設定のまま7。

最初、やたらと音が鳴るので、これは駄目かと思ったのですが、どうやらベランダの下の鉄骨に反応していらしいことがわかり、「ディスク」ボタンで鉄を除外すると、静かになりました。

1円玉、10円玉、100円玉を置いて、その上でサーチコイルを動かしてみたところ、ほとんどピンポイントで反応しました。

説明書によると、金属の種類によって、制御パネルの液晶画面の中央に表示される数値と、音の高さ(数値が大きいほど高い)が変わります。

それぞれの数値に合わせて、液晶画面の上部にある「IRON(鉄)」~「1ドル硬貨」に太い矢印が示され、たとえば1~19(音の高さは低い)なら鉄、50~59(音の高さは中くらい)なら亜鉛、90~99(音の高さは高い)なら1ドル硬貨となります。

ちなみに何度か試してみたところ、1円玉は68前後、10円玉は65前後、100円玉は35前後の数値が出ますが、一定しません。

次回はいよいよ、それらしい場所で、金属探知機を実際に使ったお宝探しに挑みたいと思います。

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 10円玉に近づけると確かに反応しました

(09:00)

2022年09月02日

いよいよ金属探知機を作動させてみます。

まずは、制御パネルの左にある電源ボタンをいれます。

続いて、左下のメニューボタンです。このボタンを押すことで調整したい4つの項目、「感度」「ボリューム」「ディスク(識別)」「ノッチ(刻み目)」が選べます。(何を選んでいるかは液晶画面の左側に示されます)

「感度」は文字通り、金属探知の感度を調節します。明らかに金属がないのに「ビーッ」と音が鳴る場合は、携帯電波の電磁波などに反応していると考えられ、右下の+-ボタンで音が鳴らなくなるまでレベルを下げます。

「ボリューム」は当たり前ですが音量を調節します。

「ディスク」は不要な金属をあらかじめ探知の対象から除外します。液晶画面の上部に左から「IRON(鉄)」「FOIL(アルミ箔)」「5セント硬貨」「ALUM(アルミニウム)」「Zn(亜鉛)」「10セント硬貨」「25セント硬貨」「50セント硬貨」「1ドル硬貨」の表示がありますが、+ボタンを押して左から順番に除外対象を広げ、「Zn」まで除外することができます。

「ノッチ」は、「FOIL」「5セント硬貨」「ALUM」「Zn」の4種類について、個別に除外することができます。(ノッチがあればディスクはなくてもよいと思われるのですが…)。+-ボタンで種類を選ぶと、液晶表示が点滅し、3秒ほどそのままにすると確定します。

最後に中央下のピンポイントボタンです。金属探知機が反応したときにこのボタンを押し続け、サーチコイルをゆっくりと動かすと、音の大きさでその場所を突き止めることができます。ボタンを離して繰り返すと、さらに正確な位置を特定できます。

説明書はそこそこの分量がありますが、以上を覚えた上で、実際に金属を探知できるかどうか試してみたいと思います。

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  金属探知機の制御パネル

(09:00)

2022年09月01日

金属探知機が思っていたより早く到着しました。

発送元は中国上海市です。

段ボール箱を手にしてまず感じたのは、軽いということ。

開いていみると、アマゾンの商品サイトに表示されていたような商品箱はなく、段ボール箱がそのまま外箱となっています。

また制御パネルも若干、色とデザインが違っています。

ヘッドフォンとスコップ、収納リュックがちゃんと付いていたのにはホッとしました(実は別売、なんていうケースがよくあるので)。

取り扱い説明書は当然ながら英語。

アマゾンの商品サイトには「電子日本語説明書付き」とあったのですが、そのことについての案内はありません。

ネットで「GC-1071 metal detector manual」と打って検索すると、同じメーカーの別の機種の取り扱い説明書の日本語訳が出てきます。

機種が違うので、細かな点は異なりますが、基本的な機能や使用方法は同じなので、参考になります。

組み立て自体に説明書は必要なく、5分もかからず完成。

身長に合わせてポールの長さを7段階まで調節でき、身長178センチの私は最長から2番目に設定しました。

電源の9ボルトのアルカリ電池2個は付いていないので、これは別に購入する必要があります。

値段は少し高めですが、アマゾンでまとめて買えば1個当たり200円弱。

電池を入手したら、使い勝手をあらためてリポートします。

金属探知機1
 組み立て前の金属探知機

(08:00)

2022年08月26日

金属探知機の話の続きです。

金属探知機を使ったコイン探しは、欧米などでは誰もが楽しめる趣味としてメジャーなようで、ときどき子供が数百年前のお宝を発見したなどというニュースも流れます。

英国では考古学遺物の9割近くが、金属探知機を携えたアマチュアのトレジャーハンターによって発見されているそうです。

残念ながら、わが国ではそこまでの市民権を得ていないようです。

金属探知機の通信販売会社のサイトを見ていて、以下のような気になる記述を見つけました。

「山城跡や神社、寺などの境内を無許可で金属探知機を持ち込み、有価金属を探すユーザーがいますが、これは明らかに違法です。許可なく他人の土地に入り地面を掘ることは器物損壊罪が適用される場合がありますので注意が必要です」

この前半部分ですが、山城跡や神社、寺などに金属探知機を持ち込んで古銭などを探しても、「明らかに違法」とは言えないでしょう。

一体、どういった法律を根拠にしているのでしょうか。

さらに後半部分です。

例えば、他人の所有する山に入って2mもの穴を掘ったら、犯罪行為に近いかもしれませんが、10~20cmほどの穴を掘って元に戻すというのなら、どうでしょうか。

もちろん、金銭的に価値のあるものを見つけたら、道で落とし物を拾った場合と同様、警察に届けるというのが大前提です。

周囲から白眼視されないよう、何らかのルールの設定、モラルの構築が必要な気がします。


(10:00)