2023年02月07日

今回はプライベートな話となりますが、どうかご容赦ください。

定年後、時間に余裕ができたことから、無人となった実家の片付けを進めています。

これが、気が遠くなるほどの作業量で、半ば途方に暮れております。

考えてみると、昔は自治体によるゴミの収集などはなく、溜まる一方でした。

ごみ屋敷とまでは言いませんが、半世紀ほどの間に蓄えられた衣服、家具、電化製品、本などが家のあちこちに積み上げられ、とにかく膨大な量です。

これまで、自治体のごみ処理施設へ軽トラックで運んで既に20回ほど往復していますが、まだまだ先が見えません。

知人に実家の片付けが大変だと愚痴ると、何かお宝が見つかるんじゃないかと慰められますが、実家の資産状況は、その家で育った自分が誰よりも知っています。

さて、そんな中、実家の2階の古いタンスを整理していて、ブリキ缶に入っていた大量の一円玉の中から、天保通宝2枚と開元通宝1枚を見つけました。

ネットで調べてみると、天保通宝は江戸時代末期から明治にかけて流通した古銭、開元通宝は中国の唐で621年に初めて鋳造され、300年にわたって流通した銅銭のようです。

天保通宝は明治生まれの祖父が実際に使用していたものと思われますが、開元通宝がなぜわが家にあるかはわかりません。

肝心の古銭の価値ですが、どちらも巷に大量に出回っており、状態も良くないため、古銭商に売却しても数百円程度のようです。

それでも、地面を掘って、こんな変わった形の古銭が一枚でも出てくれば、きっと楽しいに違いありません。

フォレスト・フェン氏の宝箱ではありませんが、天保通宝を屋外のどこかに埋めて、子供向けの宝探し大会を開いたら、受けそうです。


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 実家を片付けていて見つかった天保通宝(表・裏)と開元通宝

(10:00)

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