2023年01月06日

前回のブログでは一言も触れませんでしたが、定光寺には埋蔵金伝説があり、ウィキペディアにも記されています。

埋蔵金が埋まっているとされる場所は、正確には源敬公廟で、とりあえず「源敬公廟の埋蔵金」と名付けてみました。

ウィキペディアが参考文献としている中野雅夫著「革命は芸術なり 徳川義親の生涯」には次のように記されています。

「定光寺の山頂にある藩祖義直の墓に、石垣をめぐらせたうちの一個が、畳二枚ほどの大きさで、隅に鉄のクサビを打ちこんである。その一枚の石をはずすと、なかに数百万両の軍用金が埋蔵してあるという」

ただし、これ以外の出典が今のところ見つかりません。

それにしても「畳二枚ほどの大きさ」「隅に鉄のクサビ」とかなり具体的に説明しており、これが本当なら、簡単に発見できそうです。

さて、本堂わきの「御廟御門」の入り口に置かれた木箱に拝観料100円を納め、石段を登って「獅子の門」「竜の門」をくぐると、いよいよい源敬公廟です。

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 源敬公廟の竜の門

慶安3(1650)年に徳川義直が亡くなった後、2年間かけて造られたもので、明から帰化した陳元贇(ちんげんぴん)が、儒教の祠堂に倣って設計したと伝えられています。

正面に立つ焼香殿(拝殿に相当)は寄棟造の直方体。

屋根は緑色の銅瓦葺で、魚形の正吻(せいふん)や蕨手(わらびて)を載せています。

日本の神社や寺院には見られない建造物で、いったい自分は今どこにいるのかと不思議な感覚にとらわれます。(この項続く)

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 焼香殿=いずれも愛知県瀬戸市で

(09:00)

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