2022年12月05日

前回のブログで、フィリピンの矯正局長が山下財宝を発掘するために、かつて山下奉文大将が収容されていたマニラの刑務所の敷地内に巨大な穴を掘ったというニュースを紹介しました。

矯正局長がどんな情報をもとに発掘を試みたかは不明ですが、戦後77年を経た今も、フィリピンで山下財宝の伝説がまるで亡霊のように現れ、話題となることに驚きを感じています。

そんなわけで、今回から番外編として山下財宝を調べてみたいと思います。

書籍やインターネットを使用したデスクリサーチのみとなりますが、コロナの感染がもう少し落ち着いたら、ぜひフィリピンの現地にも足を運んでみたいと考えています。(東南アジアの国々には何度も訪れているのですが、フィリピンは一度もありません。観光地としてあまり魅力を感じなかったことが理由ですが、埋蔵金探しなら話は別です)

ウィキペディアで山下財宝を調べると、「山下奉文大将率いる日本軍によって、終戦時にフィリピンに埋められたとされる莫大な埋蔵金についての都市伝説」とあります。

さらにフィリピンで一般的に語れ継がれている伝説として、「東南アジア(主にビルマ)の欧米諸国の植民地政府が貯蔵したまま放置した金塊を、これらの地を占領した日本軍が徴発、シンガポールからフィリピンで中継し日本本土に海上輸送しようとしたが、連合国軍の潜水艦や航空機による日本と東南アジア間の海上輸送路への攻撃が激しくなったために、フィリピン内に隠しておいて日本の敗戦の直後に引き上げようとしたところ、関係者が戦犯として連合国軍により処刑されたため在処の情報が失われた」という内容を紹介しています。

ちなみに「都市伝説」を大辞林で調べると、「現代の都市で広く口承される、根拠が曖昧・不明な噂話」と記されています。(この項続く)


山下奉文
 山下奉文陸軍大将



(08:00)

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