2022年10月31日

帰雲城跡と見られる山城跡を訪ねました。

国道156号の近くなのですが、東側(国道側)はかなりの急斜面で、直接登るのは難しいです。

山城跡のすぐ南にauの無線局とステンレスパネルタンクがあり、そこからさらに南の砂利プラント工場近くまで、車両用の山道が造られているので、これを逆にたどれば比較的容易に辿り着きます。

下りる際に気付いたのですが、国道156号沿いに小さな墓地があり、その裏から登山道のような緩やかな道がつながっています。

内ヶ嶋氏の支城である荻町城跡(白川村荻町)や向牧戸城跡(高山市荘川町)ほどではありませんが、以前に訪れた愛知県瀬戸市の一色山城跡と比べるとずっと大きく、明らかに山城跡であることが分かります。

あちこちに人工的な石積みが残り、曲輪らしきものも確認できます。

南北に延びる稜線上に広がり、その長さは50m以上あるようです。

ぜひ山城の専門家に現地を訪れてもらい、詳細な図面を作成してもらいたいところです。

せっかくなので、持参した金属探知機で1時間ほど探索しましたが、見つかったのは針金を巻いたようなものと、散弾銃の薬莢だけ。

山の中で静かですが、幾度が近くでキジが大きな音を立てて飛び立ち、その度に驚かされました。

史跡あるいは観光資源として整備し、コストに見合う効果を得られるかどうかは分かりませんが、このままにしておくのは勿体ないなぁ、というのが正直な感想です。(この項続く)


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 帰雲城跡と思われる山城跡=岐阜県白川村保木脇で

(08:00)

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