2022年09月19日
少し間隔が開いてしまいましたが、自分の頭の整理を兼ねて、古文書入門講座のテキスト2の内容をまとめておきます。
テキスト1では丸ごと覚えてかなければならない漢字として「候」「御」「申」「之」「相」「可」「被」「為」の八つを学びました。
テキスト2では「部首の形を覚えることが、くずし字を習得する最速の道」「古文書字典を使うことで、部首を手掛かりに読めなかった文字が読めるようになる」という観点から、古文書に頻繁に登場する「へん」「あし」「にょう」「つくり」「かんむり」「たれ」を学習します。
へんは「にんべん」(古文書で最も多い)「ぎょうにんべん」(役、後、得が頻出)「さんずい」(法、済、渡が頻出)「ごんべん」(證、諸、請が頻出)の四つで、このうち「にんべん」「ぎょうにんべん」「さんずい」はくずし字によっては同じ形になります。
あしは「したごころ」(急、恐、惣が頻出)、にょうは「しんにょう」(通、違、遣が頻出)、つくりは「おおがい」(願など)を学びます。
続いて、形が似ているへんとして「のぎへん、しめすへん、ころもへん」「糸へん、子へん、弓へん、がつへん」「至へん、金へん」をまとめて覚えます。
かんむりは「うかんむり」は分かりやすいですが、「草かんむり」と「竹かんむり」は同じ形になることがあるので注意が必要。
さらに、たれの「雁だれ」「しかばね」には同じ形があること、「雁だれ」の上に点が付くと「麻だれ」になること、「しんにょう」と「えんにょう」はほぼ同じ形になることを確認して、江戸時代の通行手形の解読に取り組みます。
テキスト2ではこのほか、古文書字典の使い方として、部首が分かれば「部首索引」で、自分で漢字の予測がついた場合は「音訓索引」から引くように勧めています。
以上、テキスト2の概略でした。
通行手形(個人蔵)
テキスト1では丸ごと覚えてかなければならない漢字として「候」「御」「申」「之」「相」「可」「被」「為」の八つを学びました。
テキスト2では「部首の形を覚えることが、くずし字を習得する最速の道」「古文書字典を使うことで、部首を手掛かりに読めなかった文字が読めるようになる」という観点から、古文書に頻繁に登場する「へん」「あし」「にょう」「つくり」「かんむり」「たれ」を学習します。
へんは「にんべん」(古文書で最も多い)「ぎょうにんべん」(役、後、得が頻出)「さんずい」(法、済、渡が頻出)「ごんべん」(證、諸、請が頻出)の四つで、このうち「にんべん」「ぎょうにんべん」「さんずい」はくずし字によっては同じ形になります。
あしは「したごころ」(急、恐、惣が頻出)、にょうは「しんにょう」(通、違、遣が頻出)、つくりは「おおがい」(願など)を学びます。
続いて、形が似ているへんとして「のぎへん、しめすへん、ころもへん」「糸へん、子へん、弓へん、がつへん」「至へん、金へん」をまとめて覚えます。
かんむりは「うかんむり」は分かりやすいですが、「草かんむり」と「竹かんむり」は同じ形になることがあるので注意が必要。
さらに、たれの「雁だれ」「しかばね」には同じ形があること、「雁だれ」の上に点が付くと「麻だれ」になること、「しんにょう」と「えんにょう」はほぼ同じ形になることを確認して、江戸時代の通行手形の解読に取り組みます。
テキスト2ではこのほか、古文書字典の使い方として、部首が分かれば「部首索引」で、自分で漢字の予測がついた場合は「音訓索引」から引くように勧めています。
以上、テキスト2の概略でした。
通行手形(個人蔵)
(09:00)