2022年08月20日


埋蔵金探しを趣味とする人たちの集まりというと、日本では八重野充弘氏が代表を務める日本トレジャーハンティング・クラブ(JTC)が唯一だと思っていたのですが、かつてほとんど同名の「日本トレジャー・ハンティング・クラブ」という団体があり、活発に活動していたことを、最近入手した本で知りました。

その本とは、同クラブが1986年に出版し、現在は絶版となっている「150兆円の黄金を探せ」です。

本によると、同クラブは1982年、米国人貿易商のロバート・リカード氏と翻訳家のリンドラ・シギー氏が周囲の知人に呼びかけてを結成し、当初は会員の3分の2を外国人が占めていたそうです。

この本が出版された4年後には、会員数は180人に増え、会長は3代目の橘高章氏が務めています。

さて、本の内容ですが、国内外の埋蔵金伝説と実際に発掘された事例を初心者向けに紹介し、さらに有名な佐々成政の埋蔵金に関する極秘情報を、袋とじで提供するサービスぶり。

一方、埋蔵金探しについてはJTCと同様、あくまでレジャー、お遊びとして取り組むよう提案し、海岸での漂着物の収集や、金属探知機を使った神社や寺社の境内でのお賽銭探し(これはいかかなものでしょうか)を推奨しています。

このクラブについては、ネットで検索しても出てきませんし、姿を消した理由もわかりません。

どなたかご存知の方が見えましたら、お教えください。

(09:00)

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