2022年08月08日
埋蔵金探しにはバイブルのような書物があります。
埋蔵金研究の第一人者、畠山清行(はたけやま・せいこう)氏による「日本の埋蔵金」です。
1973年に番町書房から「日本の埋蔵金」上下が、1979年に「新・日本の埋蔵金」が発刊され、どちらも絶版になった後、1995年に中公文庫から主要な話を収録した「日本の埋蔵金」が、2007~15年にたんさくからトピックごとのブックレット6冊「キッドの宝」「武田の宝上・下」「義経の宝」「海賊の宝」「徳川の宝」が刊行されましたが、現在は残念ながらほとんどが絶版となっているようです。
アマゾンやヤフオク、メルカリなどで古本が売られていますか、びっくりするような値段です。
さて、「日本の埋蔵金」の上下新の3冊は、日本の有名な埋蔵金伝説の多くを拾い上げており、巷にあふれる埋蔵金に関する書物のタネ本となっています。
畠山氏の著作は、正確にはルポルタージュで、単に資料を写すのではなく、現地に足を運び、関係者の証言を丹念に集めているのが特徴です。
たいていの埋蔵金伝説は出鱈目だといわれてますが、この本で紹介されている話は極めて信憑性が高く、ぼかして書いてありますが、実際に埋蔵金を堀り当てて大金を手にした人もいるようです(ぼかして書いてあるのは、発覚すれば遺失物横領等の罪で刑事罰の対象となるため)。
この本に出てくる埋蔵金の中から、隠し場所が自分が住んでいるところに近いものを選び、そこに絞って埋蔵金探しに取り組むのもいいかもしれません。
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