2022年08月10日
畠山清行氏の埋蔵金に関する著作がほとんど絶版となっており、中古本市場でびっくりするような値段で売られているとお伝えしました。
八重野充弘氏の著作も、やはり多くが絶版となり、古本は定価を上回る価格で取引されています。
一方で、埋蔵品に関する本の中には、絶版となりながらも、安価で入手できる本があります。
いわゆるコンビニ本です。
私が持っている一冊は、主要な埋蔵金伝説と発掘をめぐる話を、漫画でドラマ仕立てにしたもの。
もう一冊は、全国各地の埋蔵金伝説を北海道から順に、豊富な写真と挿絵入りでわかりやすく紹介しています。
二冊ともアマゾンやブックオフなどで、もとの定価以下の数百円で購入できます。(在庫がずいぶん出回っているようです)
巻末の参考文献を見ると、どちらも畠山清行氏や八重野充弘氏の著作、もしくはその二次情報をもとにしているようです。
所詮、コンビニ本と馬鹿にされるかもしれませんが、ビジュアル的によくできています。
また、漫画に描くというのは、作者がよほど勉強して自分のものにしないとイメージ化できないと思うのですが、そんな努力の跡も垣間見えます。
畠山清行氏の「日本の埋蔵金伝説」は、読み物としても夢中になってしまうほど面白いのですが、コンビニ本にも手軽さの魅力があり、お勧めします。
2022年08月09日
八重野充弘氏のホームページについて触れましたが、もう一つ、埋蔵金に関する情報を集めたウェブサイトとして、「日本の埋蔵金」研究所をご紹介します。
開設されたのは、インターネットがまだ一般に普及する以前の1995年1月。
内容は日本各地の埋蔵金ポイント、埋蔵金関連の法規の解説、埋蔵金関連書籍の紹介、金属探知機のメーカー一覧など、まさに研究所という名前にふさわしいものです。
四半世紀以上の歴史を誇るだけに、一朝一夕にはたどり着けない知識の蓄積を感じさせます。
しばらく更新されていないようですが、埋蔵金に関わる最新のニュースも掲載されています。
主宰の小宮山幸雄(こみやま・ゆきお)氏は、詳しいことは不明ですが、ネットで検索すると、ウェブ版の「ミスター・バイク」にコラムを連載しており、どうやら、そちらが本職?のようです。
小宮山氏がどういった動機でこのサイトを立ち上げたのかはわかりませんが、埋蔵金ファンには有り難い存在です。
ところで、今回この記事を書くにあたり、八重野充弘氏のホームページと「日本の埋蔵金」研究所以外に、埋蔵金について詳しいサイトがないか探してみたのですが、見つかりませんでした。(どなたかご存じてしたら教えてください)
身の程知らずは承知の上ですが、このブログが上記の二つのサイトに遠く及ばないにしても、これから埋蔵金探しを趣味にしようとする人たちの参考に少しでもなることを願っています。
2022年08月08日
埋蔵金探しにはバイブルのような書物があります。
埋蔵金研究の第一人者、畠山清行(はたけやま・せいこう)氏による「日本の埋蔵金」です。
1973年に番町書房から「日本の埋蔵金」上下が、1979年に「新・日本の埋蔵金」が発刊され、どちらも絶版になった後、1995年に中公文庫から主要な話を収録した「日本の埋蔵金」が、2007~15年にたんさくからトピックごとのブックレット6冊「キッドの宝」「武田の宝上・下」「義経の宝」「海賊の宝」「徳川の宝」が刊行されましたが、現在は残念ながらほとんどが絶版となっているようです。
アマゾンやヤフオク、メルカリなどで古本が売られていますか、びっくりするような値段です。
さて、「日本の埋蔵金」の上下新の3冊は、日本の有名な埋蔵金伝説の多くを拾い上げており、巷にあふれる埋蔵金に関する書物のタネ本となっています。
畠山氏の著作は、正確にはルポルタージュで、単に資料を写すのではなく、現地に足を運び、関係者の証言を丹念に集めているのが特徴です。
たいていの埋蔵金伝説は出鱈目だといわれてますが、この本で紹介されている話は極めて信憑性が高く、ぼかして書いてありますが、実際に埋蔵金を堀り当てて大金を手にした人もいるようです(ぼかして書いてあるのは、発覚すれば遺失物横領等の罪で刑事罰の対象となるため)。
この本に出てくる埋蔵金の中から、隠し場所が自分が住んでいるところに近いものを選び、そこに絞って埋蔵金探しに取り組むのもいいかもしれません。
2022年08月07日
埋蔵金ハンターというと、海のものとも山のものともつかない存在に思われがちですが、有り難いことにロールモデル(お手本となる人物)がいます。
この道、実に47年という八重野充弘(やえの・みつひろ)氏です。
八重野氏は、編集者時代に天草四郎の軍用金探しを始めたことをきっかけに、全国各地の埋蔵金伝説の調査に取り組み、74歳の現在も現役の埋蔵金ハンターとして活躍しています。
「埋蔵金発見!」や「最新版 日本埋蔵金地図」など、埋蔵金にかかわる数々の書物を出版する一方、1978年には日本トレジャーハンティング・クラブを設立し、代表を務めています。
八重野氏のホームページには、埋蔵金探しをする上での心構え、埋蔵金探しのノウハウ、日本各地の埋蔵金伝説など、埋蔵金ハンターにとって有用な情報が盛りだくさんに掲載されています。
ところで、実際に埋蔵金を発見したことはまだない、という八重野氏の埋蔵金探しに対する姿勢は明確です。
それは「金儲けの手段とはせず、健全なレジャーとして楽しむ」というもの。
宝探しにのめり込み、人生を棒に振ってしまった人たちを、数多く目の当たりにしてきた八重野氏ならではの見解でしょう。
一昔前に、徳川埋蔵金を重機を使って発掘するテレビ番組が話題になりましたが、そうしたやり方にも八重野氏は批判的な発言をしています。
八重野氏のスタイルを真似し、近づくことを、当面の目標としたいと考えています。
2022年08月06日
ついに定年を迎えました。
会社人生の終焉です。
子供たちも独立し、もう誰かのために神経をすり減らして働く必要はありません。
さて、これからの人生をどうして過ごすか。
定年後は好きなことだけをして暮らしたい。
実際には、退職金と年金だけでは経済的に不安があり、細々と仕事を続けなければならないので、好きなことだけというわけにはいきませんが、仕事よりも好きなことを優先したい。
そこで、長年の夢だった埋蔵金探しに挑戦することにしました。
ワンピースのルフィの台詞を真似るなら、「埋蔵金ハンターに俺はなる!」です。
いい年をして何を子供じみたことを言っているのか、と馬鹿にされそうですが、残りの限られた人生ですから、好きなことをやらせてもらいましょう。
「大泥棒に俺はなる!」ではまずいでしょうが、埋蔵金ハンターなら誰かに迷惑をかけるわけでもありません。
思い起こせば、映画のインディジョーンズシリーズ、中でも第1作の「レイダース 失われたアーク(聖櫃)」が大好きで、何度見たかわかりません。
古代の宝を探して世界中を旅する、そんな自由な生き方がずっと夢でした。
実は、埋蔵金に関する書物は、これまでに何冊も読んで知識を蓄えてきました。
いよいよ、実行に移す時期が訪れたのです。
というわけで、老年にさしかかった元サラリーマンが、いっばしの埋蔵金ハンターとなり、できれば宝を掘り当てて一獲千金を実現するまでの一部始終を、このブログで報告できればと考えております。



