2022年08月25日


埋蔵金ハンターがフィールドワークを行う上で、必要不可欠なものを注文しました。

金属探知機です。

金属探知機にもいろいろな種類がありますが、トレジャーハンターが一般に用いるのはサーチコイル型と呼ばれるもので、先端のコイルに電気を流して磁場を生成し、磁場内の金属が発する磁力を受信して知らせます。

周波数の違いにより、金属の種類も分かる仕組みです。

金属探知機専門の通信販売会社もありますが、取り扱っている商品は、素人の初期投資の金額としては少々高め。

もちろん、それで埋蔵金が見つかれば、すぐに投資額を回収できますが、世の中それほど甘くないでしょう。

そこで、子供の玩具に毛が生えた程度の代物であることは承知の上で、アマゾンで探すことにしました。

海外では需要が高いのか、1万円以下の商品から数万円のものまで、さまざま。(多くの商品に「ビデオゲームに依存している子供を屋外に連れ出し、親子関係を回復することができます」といった宣伝文句が入っているのには苦笑させられます)

いろいろ迷った末、2万円を超えますが、個別に購入するよりも安いと考え、ヘッドフォンとスコップ、持ち運び用のリュックサックが付属している商品を選びました。

商品が到着したら(輸入なので少々時間がかかるようです)、あらためてこのブログでご報告します。


(10:00)

2022年08月24日

古文書入門講座のテキスト1を終了しました。

私自身の頭の整理を兼ねて、内容をご紹介したいと思います。

講座によると、解読の近道は「古文書によく登場する文字を覚えること」。

まず、絶対に覚えておかなければならない二つの漢字として「(そうろう)」と「(ご・おん)」のくずし字を学びます。

続いて、これに匹敵するほど大事な三つの漢字として「(もうす)」「(の)」「(あい)」のくずし字を学習します。

さらに、下から上に返って読む「返読文字」として、「(べき)」「(られ)」「(ため)」のくずし字を学んだところで、実践に移り、江戸時代に書かれた離縁状の解読に挑戦します。

離縁状は、いわゆる「三行半(みくだりはん)」で、本文は3行半しかありませんが、もちろん八つの漢字だけでは読めません。

ただ、読める漢字が少しでもあると、古文書に対する印象がずいぶん変わってきます。

離縁状に出てくる文字の中で、重要とされるのは「等(ら)」「其(その)」「参(まいる)」「致(いたし)」「者(は)」「差(さし)」「無(なし)」「後」「弐(に)」の計9文字。

講座では、読めない漢字は、部首を手掛かりに副教材の小字典で調べるよう求める一方、現在の漢字と形がまったく異なり、字典を引けない文字については、形ごと暗記するよう推奨しています。

以上、テキスト1の内容でした。

離縁状1
 離縁状(個人蔵)

(11:00)

2022年08月20日


埋蔵金探しを趣味とする人たちの集まりというと、日本では八重野充弘氏が代表を務める日本トレジャーハンティング・クラブ(JTC)が唯一だと思っていたのですが、かつてほとんど同名の「日本トレジャー・ハンティング・クラブ」という団体があり、活発に活動していたことを、最近入手した本で知りました。

その本とは、同クラブが1986年に出版し、現在は絶版となっている「150兆円の黄金を探せ」です。

本によると、同クラブは1982年、米国人貿易商のロバート・リカード氏と翻訳家のリンドラ・シギー氏が周囲の知人に呼びかけてを結成し、当初は会員の3分の2を外国人が占めていたそうです。

この本が出版された4年後には、会員数は180人に増え、会長は3代目の橘高章氏が務めています。

さて、本の内容ですが、国内外の埋蔵金伝説と実際に発掘された事例を初心者向けに紹介し、さらに有名な佐々成政の埋蔵金に関する極秘情報を、袋とじで提供するサービスぶり。

一方、埋蔵金探しについてはJTCと同様、あくまでレジャー、お遊びとして取り組むよう提案し、海岸での漂着物の収集や、金属探知機を使った神社や寺社の境内でのお賽銭探し(これはいかかなものでしょうか)を推奨しています。

このクラブについては、ネットで検索しても出てきませんし、姿を消した理由もわかりません。

どなたかご存知の方が見えましたら、お教えください。

(09:00)

2022年08月18日

申し込んだ古文書入門講座の教材が届きました。

テキストは4冊で、これを4回の添削課題をこなしながら、6カ月でこなします。

副教材は「ビジュアル資料集」と「入門古文書小字典」の2冊。

「ビジュアル資料集」は期待した通りの内容で、西暦・和暦対照表、江戸時代の時刻・方位と干支、江戸時代の貨幣制度などがカラーで分かりやすくまとめられていて、何かと重宝しそうです。

さらにおまけとして「織田信長黒印状」「豊臣秀吉書状」「徳川家康書状」のレプリカがついていました。

もちろん印刷ですが、額に入れて立派に飾れそうな代物です。

ところで、古文書の読み方を学ぶには、本を買って独学する方が、ずっと安上がりでしょう。

また、この通信講座を終えたら、どんな古文書も読めるようになる、といった大きな期待を抱いているわけではありません。

ただ、古文書を自由に読みこなす上で土台となる基礎的な知識については、系統だった学習でしっかり身に付けたいと考えました。

公民館の講座などで、講師の方から直接学ぶというのもありだと思いますが、コロナ禍の影響で現在はそうした機会が極めて限られているようです。

さて、受講期間は6カ月ですが、ネットなどでみると1カ月半ですべてを終了したという方もみえるようなので、とりあえず2カ月終了を目標にしようと思います。

進捗状況については、このブログでまたご報告します。


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 古文書入門講座のテキスト

(08:00)

2022年08月17日

埋蔵金について詳しいサイトは、八重野充弘氏と「日本の埋蔵金」研究所のホームページのほかには見つからない、なんて書いてしまいましたが、世間知らずも甚だしいようです。

ブログの読者の方から「埋蔵金発掘が趣味の人165」と題したサイトを教えていただき、その充実した内容に驚かされました。

匿名掲示板の5ちゃんねる(旧2ちゃんねる)に、すでに17年以上続く「埋蔵金発掘が趣味の人」というスレッド(ネットですべて読めます)があり、そこで埋蔵金に関する博識と鋭い推理を披露している165氏が主宰するサイトです。

サイトには、埋蔵金を取り上げた過去のテレビ番組の紹介、165氏本人による「徳川埋蔵金」「武田埋蔵金」「結城埋蔵金」などの現地調査、所有する埋蔵金関連書籍の一覧が掲載されています。

とくに現地調査のコーナーでは写真がふんだんに使われ、現地に実際に出掛ける上で大いに参考になりそうです。

埋蔵金関連書籍に対する165氏の書評は、サイトには掲載されていませんが、アマゾンでまとめて読むことができます。

掲示板のスレッドを読むと、165氏は理詰めで資料を紐解く、頭脳派の埋蔵金ハンターといったところでしょうか。

「土を掘るより資料を掘れ」というのは、畠山清行氏が残した言葉ですが、まさにそれを実践されている印象です。

165氏が本命とされている徳川埋蔵金を、近いうちに誰も考えなかった場所から発掘してしまうのではないか、そんな気がしてなりません。


(08:00)